米国西海岸におけるフラッグシップ・プロジェクト

2018年、Redwood Coast Energy Authority(RCEA)は、北カリフォルニアにおける浮体式風力発電プロジェクトの開発に向けて、官民パートナーシップを形成するパートナーを選定するための競争入札を実施しました。RCEAは、プリンシプルパワーを筆頭に、オーシャン・ウィンズ、アーカー・オフショア・ウィンド、H・T・ハーベイ&アソシエイツ、ヘレラ環境コンサルタント・インクなどのコンソーシアムを選定しました。

この官民パートナーシップは現在、カリフォルニア州ユーレカ(ハンボルト郡)の沖合40kmに150MWの浮体式風力発電所を開発中で、WindFloat®技術を使って水深900mまでのサイトにアクセスする予定です。

発電開始

2026 (予定)

プロジェクト設備容量

100-150 MW

風力タービン

検討中

風力タービン設備容量

検討中 (> 10 MW)

設計耐用年数

25+ 年

離岸距離

40 km

水深

700-900 m

プロジェクトスポンサー

Redwood Coast Energy Authority, Ocean Winds, Mainstream Renewable Power

資金提供

検討中

認証

検討中

米国西海岸洋上風力発電への布石

ハンボルト郡は、西海岸で最も風速が速く、10m/sを大きく超える洋上風力発電に最適な場所です。

官民パートナーシップの設立以来、パートナーは、漁業者、地域住民、環境保護団体、規制当局などの関係者と協力して、プロジェクトに最も適した場所を特定しています。提案されたプロジェクトサイトは、プロジェクトと風力タービンのサイズに応じて5〜15基の風力タービンを備え、WindFloat®プラットフォーム技術が持つ設置場所選定のフレキシビリティにより、発電能力を最大化しながら、海上航路、主要商業漁場、環境資源への影響を回避または最小化することが可能です。

RCEAとコンソーシアムは、海洋エネルギー管理局(Bureau of Ocean Energy Management)に提案リース申請書を提出し、14社の洋上風力発電事業者から競争的関心を集めました。現在、同プロジェクトは、海底リースを確保するための競争入札の準備を進めています。

このプロジェクトによってハンボルトベイ港およびその周辺地域のインフラには巨額の投資が行われることが期待されています。 ハンボルト港は米国西海岸における洋上風力発電産業の主要な拠点となる可能性が高く、熟練労働者を必要とし、その結果、地域への高い経済波及効果が見込まれます。

私たちは、このような大規模なプロジェクトは、そのプロセスを通じて地域社会が強力な役割を果たすことで進めたいと考えていました。

地域主導のプロジェクトというビジョンを掲げている、高い能力と経験を持った企業チームと提携できたことを非常に嬉しく思っています。

-マシュー・マーシャル Matthew Marshall, Executive Director at RCEA