接続

クリーンな再生可能エネルギーを沿岸の地域社会に

洋上風力タービンは、海底ケーブルによって陸上の電力グリッドに接続されています。インターアレイケーブルは、洋上風力発電所の個々のユニットに接続され、エクスポートケーブルを介して集合させた電力を陸上に送電します。小規模なプロジェクトはインターアレイケーブルの電圧で直接送電できますが、大規模なプロジェクトの場合、効率向上のために一般的に1つ以上の洋上変電所が設置され、電力を高電圧に昇圧します。

I-チューブコネクター

I-チューブは、WindFloat®の係留接続に対するプラグ・アンド・プレイ方式による係留接続と相まって、大規模な補修のためにプラットフォームを港へ曳航することを可能にし、洋上風力タービンの維持管理に革命をもたらします。

プリンシプルパワーは、I-tube(特許取得済みのプラグ・アンド・プレイ コネクタ)を開発し、インターアレイケーブルからWindFloat®ユニットを簡単に接続したり切り離したりできるようにしました。接続されたI-tubeは、海面でスパーブイとして機能し、風力タービン間の電気接続を維持します。同システムにより、風力タービンの大規模な補修のために特定のユニットが取り外された場合でも、アレイ全体に電力を途切れさせることなく供給することが可能になります。

また、安全な港湾環境ですべての重量物取扱が実施できるようになり、危険な洋上での浮体から浮体への釣り上げ作業に費用の高い船舶を使用する必要性がなくなります。

ダイナミックインターアレイケーブル

着床式洋上風力発電所との主な違いは、浮体式風力発電所のインターアレイケーブルはプラットフォームと海底の間に吊り下げられていることです。 そのためケーブルは、係留システムの制約を受けながら、水柱内で予想される動きに耐えらるような動的特性を備えている必要があります。このようなシステムには依存関係があるため、プリンシパルパワーはWindFloat®の設計、ケーブルの構造、係留システムの設計を統合したアプローチを採用し、最適なソリューションを提供します。

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浮体式変電所送電システム

小規模なプロジェクト(通常100 MW未満)では、列の最後のユニットからケーブル上陸地点までエクスポートケーブルを使用してインターアレイケーブルの電圧で直接陸上に送電できます。大規模なプロジェクトでは、インターアレイケーブルシステムによる集電電圧を昇圧(通常は132 kVから220 kV) するために、洋上変電所が必要となります。

変電所は、水深に応じて、着床式基礎または浮体式プラットフォームのいずれかで設置します。プリンシプルパワーは、洋上変電所を設置するのに適したWindFloat®製品の設計を提供しています。風力タービンと変電所の双方に同じプラットフォーム設計を活用することで、調達コストの大幅な効率化を実現します。

ERMによるイラスト

浮体式「グリーン」水素

今日の洋上風力発電所は、発電した電力を供給するため人口密集地や堅牢な送電グリッドに近接していることが重要です。

洋上風力発電から製造可能な「グリーン」水素は、貯蔵および輸送が可能な汎用燃料となるので、こうした立地的制約がなくなることが期待されています。

洋上風力発電による「グリーン」水素は、世界のエネルギーセクターのゲームチェンジャーになる可能性があります。これにより、風力資源を最も活用できる場所にプロジェクトを配置できるようになります。また、電力の代わりに安定した燃料を出力することで、脱炭素化を最大の課題とする海運、航空、重工業などの分野を含む、より幅広い需要家にサービスを提供できるようになります。

プリンシプルパワーは、ERM Dolphinプロジェクトのパートナーです。これは、浮体式風力タービンから直接「グリーン」水素を生産することを目的とした世界初のプロジェクトで、海水淡水化設備と電解設備が全てがWindFloat®プラットフォーム上に統合されています。

あなたのプロジェクトを浮体式に

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